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男なのに芸者、松乃家女将栄太朗(27)日本で唯一の女形芸者 [文化]

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男なのに芸者、松乃家女将栄太朗(27)日本で唯一の女形芸者なのである。

お座敷でお酌をする美しい芸者さん、だれが見ても女性。
気品や振る舞い、宴会の席では妖艶な舞を見せている

だが男なのである。
日本で一人しかいない女形芸者なのだ。

お酌をされる年配男性は言われるまで
男とはわからなかったとインタビューで明かす。

男の人で芸者さんとは聞いた事がないが、栄太朗本人にいわく
「小さい時からやっていた、今は何となくやらさせてもらっている」との事

この日フジTVノンストップに出演した栄太朗
司会の設楽に気持ちの方はの問に

「気持ちの方も男性です」と少し照れながら答えた。

品川大井海岸 まつ乃家
二代目女将 栄太朗

日本で唯一の女形芸者でいる栄太朗は
今、海外からも大注目の芸者で
日本の芸者文化の伝道師の役割もになっていいる。

まだ27歳の栄太朗、彼は何故そんな人生を選んだのだろうか

品川区南大井に栄太郎の自宅マンションがある
素顔で自宅からでてきた栄太朗は
インタビューに「自宅、兼置屋」と答える

ここで一人暮らしをする栄太朗
今は彼女を募集中なのだとか

栄太朗が住むこの品川区南大井は
大井海岸と言う花街であった。
最盛期には400人以上の芸者がいた花街。

だが花街の運営業務を請け負う「見番」と言う制度が昭和の終わりに廃止

花街の機能を失い、いまでは現役の大井海岸の芸者は
かぞえる程になってしまっているのだと言う。

そんな中、栄太朗は花街の復興、
芸者文化継承のため女将として日々奮闘。

だが男が女将を務めるのは前例がない

この場所は一度、花街の機能を失っている

いまは花街でないこの場所だからこそ
新しい芸者の形を作り上げられたのだと栄太朗は言う。

まだまだ27歳の年齢からいけば
女将ではなく、おねいさん方に使われている頃

その27歳の栄太朗が女将
かなり重いものを背負っての
日本唯一の女形芸者なのは確かである。

まつ乃家 女将 栄太朗(27)
本名 広瀬永之介

初めて女形芸者として座敷にあがったのは10歳の頃

きっかけは初代女将で母親のまり子さんの一言で

ゲーム機を買ってもらったら何回かお座敷にでる
カセットを買ってもらったら何回かお座敷にでる

芸者だった母親の変わった提案がきっかけで、
座敷に出続けているそうだ。

運動ができない、字がうまく書けないと自ら語る栄太朗は
芸者をやり続けるしかなかったのでと言う。


2002年に母親まり子の子宮頸がんが発覚

2009年に47歳で初代女将であった母親が他界

当時23歳だった栄太朗が二代目まつ乃家女将を継承
現在に至る。

女形として歩くのが難しいと言う栄太朗

著者は今後の栄太朗を応援します。








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